越境EC進出前に知っておきたい「狙うべき市場」5選|アジア・欧米・中東の最新動向

越境EC進出前に知っておきたい「狙うべき市場」5選|アジア・欧米・中東の最新動向

越境EC進出前に知っておきたい「狙うべき市場」5選|アジア・欧米・中東の最新動向

「越境ECを始めたい」と思ったとき、最初の問いは「どの国から攻めるか」です。世界200カ国以上に販売できる時代ですが、リソースに限りがある中小企業が全方位で戦うことはできません。どの市場を優先するかが、越境ECの成否を左右します。

本記事では、2026年時点での市場データと日本製品への親和性を踏まえ、特に参入を検討すべき5つの市場を解説します。

市場①:中国──巨大市場、高い対日親和性

中国は2024年に越境ECで日本から2兆6,372億円を購入しており、日本の越境ECにとって最大の輸出先です。インバウンド旅行者が日本で出会った商品をSNS(小紅書・微博・WeChat)でシェアし、帰国後にTmall国際・JD国際などで再購入するというサイクルが定着しています。

強みとなる商品カテゴリ:化粧品・スキンケア、食品・サプリメント、日用品・文具、アウトドア用品

参入時の注意点:プラットフォーム独自のルール(Tmallへの出店条件など)、中国独自の規制(化粧品の成分認証など)、言語・決済のローカライズ

市場②:米国──世界最大のEC市場

米国は世界最大のEC市場(BtoC-ECで約1,500億ドル超)であり、Amazonを中心に日本製品への需要も高まっています。特に「Made in Japan」の品質への信頼は高く、アウトドア用品・文房具・美容器具などで成功事例が多くあります。

強みとなる商品カテゴリ:調理器具・キッチン用品、アニメ・漫画関連グッズ、スキンケア・ビューティー、文房具・デザイン雑貨

参入時の注意点:Sales Tax対応(州ごとの申告義務)、FBA倉庫を使う場合の各州VAT(Sales Tax)管理、英語によるカスタマーサポート

市場③:EU(ドイツ・フランス・イタリア)──規制は多いが購買力が高い

EU市場は規制が多い(VAT・EPR・GPSR)ですが、一度対応を整えれば27カ国の消費者にアクセスできる魅力があります。特にドイツは越境EC購入額が欧州最大で、品質・信頼性を重視する消費者が多く、日本製品との相性は抜群です。

強みとなる商品カテゴリ:工具・DIY用品、キッチン用品・食器、スポーツ用品、ファッション・アパレル

参入時の注意点:VAT登録(IOSS活用)、EPR登録(LUCID・WEEE・Battery)、GPSR認定代理人の設置が必須

市場④:東南アジア(タイ・ベトナム・インドネシア)──高成長・急拡大中

東南アジアのEC市場はShopee・Lazadaを中心に急成長中です。2024年の東南アジアEC市場は約1,000億ドルを超え、今後5年で倍増が予測されています。日本の「かわいい」「丁寧な作り」への憧れが強く、ポップカルチャー関連商品や食品が人気です。

強みとなる商品カテゴリ:コスメ・スキンケア、食品・スナック、アニメ・ポップカルチャー、生活雑貨

参入時の注意点:各国の輸入規制・関税、現地通貨への対応、Shopee/Lazadaの現地モール攻略が重要

市場⑤:中東(UAE・サウジアラビア)──高い購買力と日本製品への高評価

中東、特にUAEとサウジアラビアは可処分所得が高く、プレミアム日本製品への需要があります。近年はNoonやAmazon.ae(アラブ首長国連邦)を通じた越境ECが活発化しており、参入機会が広がっています。

強みとなる商品カテゴリ:プレミアム食品・和菓子、高級化粧品・スキンケア、ウェルネス・健康食品

参入時の注意点:UAE VATへの対応(税率5%)、ハラール認証が必要な場合あり、アラビア語対応の必要性

まとめ:最初の1カ国を絞り込むことが大切

初めての越境EC参入は、1〜2カ国に絞ってテストすることをお勧めします。「まず中国」「まずアメリカ」という形で小さく始め、成功パターンを作ってから横展開する方が失敗リスクを最小化できます。

→ どの国から始めるか、専門家に相談する(経営者限定)

→ 市場ごとの税務・規制対応はオプティ株式会社へ

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